今年も575でカガク!と季語手帖

575でカガク!今年はブラックホールで、ボツでしたが、その時、去年の動画が出てたので保存。きれいな映像と一緒に自分の俳句を紹介してくれる!はずが(笑)

 

よき思い出。

 

 

それと、今年は告知もないし、発売予定も出てこないので、出ないのかなと不安になってきていたんですが、でましたでました。

 

最近、評価がくだされることに疲れてきてしまって、

これで毎日俳句をよんでいる方もいらっしゃるので、

そういう俳句の読み方もいいかもしれないなぁと思ったり。

一句一遊 4月24日~10月6日

ラジオでよんでいただいた3句。

 

血のガーゼばりり満月うとましい

ピクルスもひとも眠つてゐる良夜

 

霊場に硫黄のにおいやませ来る

 

4月24日~10月6日兼題。俳句甲子園のみ投句できず。

 

満月 10/6(金)

鳩吹

ピ 9/7(金)

俳句甲子園

新馬鈴薯

灼く

二十二

平鰤

サッカー

やませ 5/26(金)

筍飯

 

俳句甲子園出せなかったのは締め切りの日が日曜劇場VIVANT4話の放送日だったから……というわけではありませんが、VIVANT見てました;

満月の句は7話か8話の時につくっていて、黒須視点です(笑)

天の句の直前によまれたので天そば。本当に金曜日に天そば食べました。おいしかったです。

 

2023年上半期自選十句

発表が2023年1月~6月までの中でいいでしょうか?

Twitterでみなさんされてたので十句選んでみました。

選んでいただいた句の中からですが。

 

氷蹴るおいていきたくなくて蹴る

春雨のリズムかぽかぽ割る卵

てふてふは春の塊よりほぐれ

てふてふのゆく山折りに谷折りに

悲しみはこの蒲公英を墓標とす

つばくらめ空ひつぱつて放たるる

風神ずらり天狗ずらりと団扇干す

霊場に硫黄のにおいやませ来る

麦秋や小さき太陽打つ鍛冶屋

木星に錆朱の目玉はたた神

 

 

蝶の山折り谷折りは、スローの動画がありまして、思いっきり山折り谷折り!って感じでした。実際見るとそんな風には見えないんですけどね。

 

一句一遊

2月より一句一遊参加中です。これまでによんでいただいた3句。

 

風神ずらり天狗ずらりと団扇干す

雪しろを鏡に雲のながれゆく

浅緑の雨音あはし木の芽漬

 

団扇作る 4/21(金)
雪しろ 4/5(水)
卒業証書

河原鶸
木の芽漬 2/1(水)

 

2週1兼題で、月曜は季重なりや季語がない句、記載の不備など、火曜が凡人でしょうか?水曜は才能あり。木曜はおたより、金曜が優秀句。

だいたい2か月に1回くらいのペースでよんでいただけるようです。金曜レベルの場合は期間に関係なく採用となる。

天にとっていただけると、天の句が記された天の句ノートがもらえます。数年おきにバージョンアップしていて(記載の天の句が増えていく)そのつど表紙の色が変わります。今は黄色、その前が紫、黄緑、ピンク…(Twitter情報)

他にも、希望すると、正人さんが担当の虎の巻、ディレクターのやのちゃんのYouTubeやのひろみチャンネルでの紹介もあります。

 

月~金ラジオで放送中。

南海放送IBC岩手放送新潟放送北陸放送信越放送RSK山陽放送秋田放送

エリア外はradikoで聴くことができます。

 

NHK俳句2年

NHK俳句も令和4年度終わり。

2年分の記録です。佳作と入選にとっていただいたもの。

 

朝刊のほのかなしめり燕来る

サルビアの母の花壇となりにけり

蔵の街こぎだす舟や牽牛花

秋澄むや朝の光のロールパン

田の隅に恥づかしさうに案山子をり

氷蹴るおいていきたくなくて蹴る

 

草餅を買うてあかるくなりし空

潮騒のやうに揺れたるレースかな

火蛾の影じりりと鳴りし黒電話

風鈴やたとえばそれは海の音

やや瘦せて六腑にしみる新酒かな

長き夜のぼんやり灯る診療所

さみしさの重量ほどの炭をつぐ

海と空の境はあわし絵踏かな

末吉の御籤をむすび桜餅

雛まつる家に人あり夕餉あり

 

去年の方が多いですね。投句数も1.5倍くらい出してるので比率としてはそんなに変わらないかもしれません。

秋澄むと草餅が入選でした。自分では氷と新酒の句がよかったかなと。

今年は夏井先生が講師をされているので夏井先生の兼題は投句したいです。

 

記念品

令和相聞歌で記念品いただきました!

予選通過者に、うどんと塩と、塩キャラメルと…メモ帳かな?

それと水族館賞ということで、クリアファイル2枚も。

何かもらえるのうれしいです(*^^*)

 

そろそろ発表のものが他にもあって、去年のスケジュールだとこの辺。

永観堂俳句コンテスト 3月15日(火)

松山国際写真俳句コンテスト、筆ぐるめ俳句大賞 3月25日(金)

 

あといつものスケジュールで投句しているのは、10日に俳句生活「春待つ」、13日から一句一遊「卒業証書」、20日NHK俳句、27日から俳句ポスト「鳥雲に入る」

 

卒業証書まだ投句してなかった。あぶない(^-^;

伊月庵通信2年

投句をはじめてちょうど2年なので、選んでいただいた句をまとめてみました。

 

色の歳時記

ジェラートつんとして黄檗色の魔法

紅下黒割つてひかりの獅子頭

ストーブぽぽぽ萱草色にまろむ頬

夕月夜似紫をくりぬいて

牧閉す風は無尽なる鳶色

鶸色の傷口に触る秋の蚊帳

黒鍵のエチュード蘇芳色の秋

凍蝶や止血ガーゼの朽葉色

 

季語の座

爽やかや湯釜白濁して青し

千の風鈴奥より音の迫り来る

風の音を聞き分けてゐる日永かな

初夢の中でも遠慮する性で

落ちのびる蘇芳の闇に香る菊

みづいろをたせば金魚のひかるいろ

釉薬の波動のゆたか雲雀東風

大根のしあわせそうにふとりけり

 

百囀集

梅咲くや瘤のやうなる止め払ひ

うららかや個体識別番号ひかる

はんてんするかびんのせかいヒヤシンス

 

おしゃべりな目高のあわきスケルト

とうめいな卵のいくつ布袋草

 

ざくと割れころんと逃げる西瓜かな

豆腐屋の屋号の淡しオクラ咲く

 

狐火のうつる眼底ぬくぬくす

マスクしてタルトタタンをえらびけり

 

 

結果は……

黄檗色と紅下黒が佳作、それ以外は秀作、

大根と菊と日永が佳作、金魚が3位、爽やかが18位、それ以外は秀作、

雑詠はすべて秀作です。